この記事でわかること
- カンパンの優れた点
- 備蓄する際の必要量
- カンパン消費レシピ
カンパンについて
どこにある?
スーパーにあります。
大容量は、ネット通販でまとめ買いがお得です。
どこで使われている?
高い保全性が活かされる場面で使用されています。
- 登山者の携帯食
- 軍事関係者の携帯食
- 非常時のための保存食
なぜ非常時の備えの代表なのか
①保存性に優れる
缶容器の場合、保存期間は5年が目安(参考:カップ麺は1年)。
含水量が低いため、気圧や気温の影響を受けにくい
②おなかに優しい
消化吸収がよく、体への負担が少ない
③そのまま食べられる
非常時を想定した場合、調理の必要がないことは重要
④カルシウム豊富
袋1袋で牛乳2本分の栄養
⑤カロリー計算しやすい
缶 1 個 100gで400kcal。ちょうどひとりの1食分
備蓄の備えとして、どれくらい準備するべきか計算しやすい
いつから存在した?
高い保存性から、古くから軍用として用いられてきました。
意外と歴史のある食べ物で、なんと、2000年前のローマ時代から存在していたそうです(1)。日本では、江戸時代から使用されていたそうです。
保存食として何缶準備しておくべきか
1缶は400kcalと上に述べました。
1人が1日分の炭水化物をカンパンから得るとすると、1日に3缶必要です。
そのほかのケースについても考えてみましょう。
炭水化物をすべてカンパンで補う場合という仮定の下の計算であることをご理解ください。
1人が1週間 避難生活をする場合
1缶 × 3食 × 7日 = 21缶
4人が3日間 避難生活をする場合
1缶 × 3食 × 3日 × 4人 = 36缶
2人が1か月 避難生活をする場合
1缶 × 3食 × 30日 × 2人 = 180缶
結論:1週間でもかなりの缶数が必要
炭水化物は、すべてカンパンである必要はありませんが、この缶数に相当する米やパスタ、小麦粉が必要になるということを、理解しておくべきです。
表面の氷砂糖は口の渇きを軽減!
カンパンは含水量が低いので、口がパサパサになるイメージがあると思いますが、対策のために、表面に氷砂糖がまぶされています。
氷砂糖は口に含むと、唾液の分泌が促されるため、パサパサ感を軽減する役割があります。
ですので、バクバクと食べるのではなく、氷砂糖をしっかり舐めながら食べることをお勧めします。
番外編 カンパンで作るお菓子
期限は長いといえど、いずれその日は来るものです。
クックパッドで人気のカンパンお菓子レシピを載せておきますので、参考下さい。
まとめ
- カンパンは2000年以上歴史のある保存食
- 5年保存・調理不要であるため、他の保存食よりかなり優秀
- まとめて準備しておくと、非常時に安心できる
参考元
1)カンパン〜地震に備えた保存食の歴史〜 株式会社カメリヤ